んーと、WebKit Nightly ってなに?
WebKit Nightly は Mac port の WebKit で、Safari が使うバイナリの中で動作する(ただ、内部のライブラリがいくつか差し替わってはいる)。だから WebKit Nightly の挙動や搭載している機能は将来の Safari と一緒だ。ざっくりと言えば、WebKit Nightly と Safari の関係は、Chromium と Chrome のそれみたいなものかな。
Chrome Canary (カナリア)も、ここ1, 2日の最新の WebKit ソースを使っている。
WebKit Nightly Builds, もう一つのSafari
SafariがオープンソースのWebkitをレンダリングエンジンにしていることは良く知られている。
webkit.org が提供する WebKit Nightly Builds を使用するととっても便利になる。
Nightly Builds なのでバグがある可能性が高くサイトによっては見れない可能性もある。
ほぼ毎日新しいbuildが出るのでダウンロードして差替える必要がある。
そんな不便さ差し引いても便利な「開発 -> Web インスペクタ」は使わなきゃ損!
Firefox + Firebug と同じぐらいサイトを解析できる。
ウェブブラウザで見た目の変更はできますか?
直接スタイルシートを書き換えることはできませんが、見た目の表示を一時的に置き換えることができます。レイアウトの微調整などに役立つ機能ですね。
現在(2008-10-16T00:36:23+09:00)のところ、Mac の WebKit Nightly で可能なことを確認しています。Firefox でも機能拡張をインストールすることで同様のことが可能になると思います。ここでは Mac の WebKit Nightly というウェブブラウザにおいてウェブページを表示させた状態でスタイルプロパティ値を変更する手順を説明します。
❶まず、webkit.org より最新版の WebKit Nightly をダウンロードし、アプリケーションフォルダへインストールします。既存の Safari と共存が可能ですので心配はいりません。ただ、Safari と WebKit Nightly の同時起動は参照しているファイルが同一なので長らく使用していると不具合が起こる可能はなきにしもあらずです。どちらか片方を起動させることに心がけましょう。
❷ウェブページから目的の箇所でコンテキストメニューを開き、Inspect Element 項目を選ぶことで DOM 要素が選択された状態で Web インスペクタウインドウが開きます。
ウインドウ右サイドにスタイルプロパティが表示されます。目的のプロパティをダブルクリックすることで編集可能状態になりますので、適当な値を入れてどのように表示されるのかを確かめてください。
好みの値を見つけたら CSS エディタなどでスタイルシートを書き換えることで今後表示されるウェブページへ反映されます。あくまでも Web インスペクタでの変更は一時的な見た目の変更であることを間違えないでください。
SafariはWebKitと言うオープンソースのHTMLレンダリング群を元にしたブラウザと言うのはよく知られていると思います。The WebKit Open Source Projectでは最新のWeb標準の実装を目指し、日々開発が続けられており、その成果は”Nightly Builds“として公開されています。
今回はNightly Buildsを利用して次世代のSafariを試す方法の解説です。
※Nightly Buildsはあくまで開発者向けのバージョンで、テスト目的に公開されているものです。御利用にはご注意下さい。。
ダウンロードしたファイルを伸張するとMac版だとWebkit.app,Windows版だとWebkit.exeと言うファイルが含まれていますが、
WebKit.appのアイコンをダブルクリックすると、まずはバージョンを確認し、更新があればダウンロードするかどうか確認されます。
Safariとして起動しますが、内部ではWebKitに含まれるフレームワークを利用しています。
WebKit.appで確認出来る新機能
WebKit.appで確認出来る新機能の代表的なものを抜き出してみます。